路地を歩いていると、ふと鼻をくすぐる香ばしい匂い。
その先に見えたのは、じっくり焼かれた鶏のもも肉。
焼き目のついた皮が食欲をそそります。

🏚️ 店の第一印象
見た目は、正直なところ決して綺麗とは言えません。
鉄の引き戸、雑然とした店構え。
店の前には数人のバイクタクシーの運転手たちがバイクにまたがったまま食事をしたり、おしゃべりをしたり。
完全に「地元民のたまり場」という感じで、観光の雰囲気とは一線を画していました。

🍗 ガイヤーンとは?
ガイヤーン(ไก่ย่าง)は、タイ東北地方(イサーン)発祥の炭火焼きチキン。
魚醤・ニンニク・コショウ・パクチーの根などを使ったタレに漬け込み、じっくりと炭火で焼き上げます。
表面はカリッと香ばしく、中はジューシーで柔らかいのが特徴。
シンプルだけど奥深い味わいで、もち米(カオニャオ)やソムタムと一緒に食べられることが多い人気メニューです。
🍴 焼き鳥だけを購入
並んだおかずの正体は分からなかったけど、唯一はっきり理解できたのが焼き鳥(ガイヤーン)。
1本買おうとすると、店のおばちゃんは笑顔でパー(5本指)を出して「50バーツ」とジェスチャー。
それならOK!と思った瞬間、なぜか指が1本追加されて「60バーツ」に…。
「最初、50って言ってたじゃん…」
でもここはタイ。
笑って受け入れるのが平和的解決(笑)
🤔「タウライ?」で価格を聞いても…
「いくらですか?」=เท่าไหร่ครับ(タウライ・クラップ)と聞くのは簡単ですが、
返ってくる「ハーシップ! ホックシップ!」のスピードが早すぎて全然聞き取れず…。
結局、指のジェスチャー頼みがいちばん分かりやすかったです。
🏠 持ち帰って実食
注文後、店主が手際よく鶏肉をカットしてビニール袋に詰めてくれました。
持ち帰ってお皿に盛り付け、いざ実食。

外はカリッと、中はふっくら。本格派。
📝 まとめ
清潔感よりも味。看板よりも香り。そして、言葉よりもジェスチャー。
ローカル食の基本です。

